胸郭出口症候群
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胸郭出口症候群の主な症状としてあげられるのは
腕を上にあげる動作でのしびれ
肩、腕、肩甲骨周辺の痛み
手の小指などに現れる感覚障害
握力の低下や細かい作業ができない
腕から手にかけての血流の悪さ
などの症状が現れます。
胸郭出口症候群はなで肩の女性や、重いものを運ぶ肉体労働者などの方達に現れやすい症状になります。
なで肩の女性などは荷物をずっと肩にかけて持っていたりするとその荷物の重さにより首と肩への圧迫力が加わり腕神経叢という首の付け根の付近にある神経や鎖骨下動脈、静脈などを圧迫し神経や動脈、静脈の流れを悪くしてしまうためしびれや感覚障害などの症状が出てきてしまいます。 -
胸郭出口症候群に対する当院の考え
当院の考えとして、胸郭出口症候群はなで肩の女性や、産後のママさん達が多い印象にあります。
なで肩の女性の方達は重い荷物をリュックで背負ったりや、肩がけのショルダーバックなどで圧迫を受けていることが多いです。
また、産後のママさん達はお子さんを抱っこしながら家事などをしなければならないという方もたくさんおられます。抱っこ紐をつけながら家事をして長時間肩のところを圧迫していることが多いと思います。
そのため神経が圧迫されてしまいしびれや痛みが出てしまいます。
ひどくなってくると手先の細かい作業や、パソコンのキーボードを打つことなどがしにくくなったりできなくなったりしてきます。
しびれなどが出てきてしまうと治るまで時間がかかってきてしまう場合が多いです。
なで肩の女性はあまり長時間重い荷物を持ち続けることを避けるようにしましょう。 -
胸郭出口症候群を放っておくとどうなるのか
胸郭出口症候群はまず肩こりなどの違和感などから始まり、徐々に痛みや、しびれなどの症状が現れてきます。
それを放っておいてさらに悪くなっていくと、肩が挙げられなくなったり、指や手の感覚がなくなってきたりや思い通りに動かすことができないなどの症状が出てきてしまいます。
このように日常生活に支障をきたしてしまうような症状が現れます。
さらに歩くだけでも痛くて歩けないなどの事例もあります。
歩くと上下に揺れる振動によってしびれや痛みが出てしまい、その痛みが出るのを嫌がりあまり歩くということが少なくなる。という方もいらっしゃいます。 -
胸郭出口症候群の改善方法
改善方法としてはまずあまり重いものをずっと肩がけにしないことや肩が強張るような体勢を長時間続けないことがまず大事です。
そこでの神経や動脈などの圧迫を避けることが1番大事になってきます。
そしてもう一つは姿勢による影響です。
猫背姿勢になってしまうと肩が内側に入り込み、首が前に出ます。
その体勢によって首元の神経、動脈が圧迫されるという肩がけなどと同じような状態になってしまいます。
しかし、姿勢は無意識に長時間悪い姿勢をとってしまうことが多いです。
そのため知らない間に圧迫を受けてしまうことがあるため姿勢を良くしてあげてそこでの圧迫をなくしてあげることが重要になってきます。 -
胸郭出口症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?
効果的な当院の治療メニューは骨格矯正治療、猫背改善治療、鍼治療この三つがあります。
骨格矯正治療は、関節、骨格のズレを治していき骨格を正常な状態に戻していき痛みやしびれを無くしていく治療です。
猫背改善治療は、筋肉のストレッチを行いながら猫背になっている姿勢を治し、猫背の原因となっている筋肉を和らげていく治療です。
鍼治療は痛みやしびれが出ているところと関係している筋肉に鍼をうち筋肉の緊張を取り除き神経や動脈などの圧迫をなくしていきます。
この3つの治療が当院での胸郭出口症候群改善に効果的な治療メニューです。
その施術を受けるとどう楽になるのか
骨格矯正を受けた後はスッキリする感じが生まれます。
関節のズレなどを治す治療のため、体の歪みがなくなり解剖学的にも良い姿勢と言われる姿勢が取りやすくなり、手の圧迫されている感じもなくなります。
猫背改善治療は、大胸筋や胸鎖乳突筋などの筋肉をストレッチをして緩めているため胸周りや肩周りが楽になる感じが生まれます。
鍼治療では、鍼によって深層の硬い筋肉を緩ませているため、治療を終えてからすぐに軽くなる感じや楽になる感じが生まれます。
改善するために必要な施術頻度は?
施術頻度の理想としては、毎日治療をするのが理想です。
しかし、やはり毎日通って治療するのが難しいという方がほとんどだと思います。
そのような人は最低でも、週2回か3回の治療が必要だと考えます。
人間の体は基本2、3日で元の状態に戻ってしまいます。
そのため来院頻度の間隔をあまり開けないようにするために週に2、3回の治療が必要となってきます。