変形性膝関節症
膝に水が溜まってしまい痛みが出る
歩いたり、階段を登ったりと動かすと脚を動かすと痛みが出る
過去に膝そのものまたは周囲で骨折や靭帯の断裂などの損傷をした経験がある
立って姿勢を正した際に膝が離れすぎたり、くっつきすぎている
正座をすることができない
このような症状でお困りの方は『変形性膝関節症』かもしれません。
変形性膝関節症に対する当院の考え
変形性膝関節症は大腿骨前面の筋肉の硬さや骨盤の歪みなどによって膝の症状が引き起こされることがあります。特に女性に発生しやすい傾向があり、女性の関節の緩さや筋力の弱さが一因とされています。
この症状によって膝蓋骨が内側に向かってしまうX脚や、外側に向かってしまうO脚が発生することもあります。
変形性膝関節症が進行すると関節部や周囲の軟部組織に大きな負担がかかり、痛みが生じる可能性があります。
最悪の場合、人工関節の手術が必要となることもあります。
変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか
変形性膝関節症を放置すると、膝の状態は徐々に悪化していきます。最初は可動域の減少や屈伸運動の制限が現れますが、その後もさまざまな問題が発生します。
筋肉の衰えが進むと、大腿の筋力が低下し、筋肉の刺激が減ります。これにより筋肉の衰弱が進行し、筋力低下や筋肉量の減少が生じます。
同時に消費カロリーも低下するため、体重の増加が起こる可能性があります。体重の増加は膝にさらなる負担をかけ、膝の痛みが増加する要因となります。
また、膝の変形が進行し、軟部組織が損傷を受けることもあります。
放置が続くと最終的には手術による人工関節の必要性が生じることがあります。
手術は膝の関節を人工的に置き換えることで、痛みの軽減や機能の回復を図るものです。
しかし、手術はリスクや回復期間を伴うため、できる限り早い段階で適切な対処を行うことが重要です。
変形性膝関節症の軽減方法
筋肉の増強と柔軟性の向上は、変形性膝関節症の軽減にとても重要な役割を果たします。
①筋肉の増強
大腿の筋肉を強化することは、膝関節にかかる負担を軽減し、痛みを軽減する上で重要です。
特に大腿四頭筋とハムストリングスなどの筋群の強化が効果的です。
これにより、膝関節をサポートする筋肉の力が増し、関節へのストレスが分散されます。適切な筋力トレーニングプログラムを専門家の指導のもとで行うことで、筋肉のバランスを整えることができます。
②柔軟性の向上
大腿の筋肉の硬さや制限された可動域は、変形性膝関節症の症状を悪化させる可能性があります。
柔軟性を向上させるためには、定期的なストレッチや筋膜リリースなどの柔軟性トレーニングが役立ちます。
これにより、筋肉や組織の緊張を緩和し、関節の可動域を広げることが期待できます。
筋肉の増強と柔軟性の向上は、膝関節の安定性を高め、負担を軽減する効果が期待できます。
しかし、個々の状況によって最適な方法や運動プログラムは異なる場合がありますので、お気軽にご相談ください!
変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?
当院での変形性膝関節症の軽減に効果が期待できる施術メニューには、以下の3つがあります。
①全身矯正
全身矯正は、骨格や筋肉の歪みを整えることで、変形性膝関節症の症状の軽減が期待できます。
施術により凝り固まった筋肉をほぐし、歪んだ骨格を正しい位置に戻します。特に膝蓋骨の変形を矯正する工程が含まれています。当院では変形性膝関節症に特化した施術も提供しています。
②筋膜ストレッチ
筋膜ストレッチは、患者様と施術者のマンツーマンで行われ、主に下半身の筋肉を伸ばして柔軟性を向上させます。この施術により、硬くなった筋肉や組織の緊張を緩和し、可動域の改善に寄与します。
③鍼
当院では、色内症状に対応が可能な鍼による施術も行っています。
鍼は、経絡やツボに働きかけることでエネルギーの流れを整え、痛みや炎症の軽減に効果が期待できます。
変形性膝関節症に伴う痛みや不快感の緩和に対して効果が期待されます。
その施術を受けるとどう楽になるのか
全身矯正による効果として、変形性膝関節症に特化した矯正では、膝へのアプローチが多く行われるため、大腿周囲の筋肉の柔軟性が向上し、膝関節の形も整えられます。
これにより、膝周辺の筋肉のバランスが改善され、膝への負担が軽減されることで痛みや不快感の軽減が期待されます。
筋膜ストレッチによる効果として、大腿周囲の筋肉を伸ばしてほぐすことにより、柔軟性が向上します。
これにより、可動域が増え、膝の屈伸がスムーズに行えるようになります。また、柔軟性の向上によって、膝がさらに変形するのを防止することが期待できます。
鍼による施術では、筋肉を直接ほぐすだけでなく、特定のツボを刺激することにより、痛みや炎症の軽減が期待されます。
鍼は経絡やツボに働きかけてエネルギーの流れを整える効果があり、血流やリンパの循環を促進することで炎症の抑制や筋肉の緊張の緩和に寄与します。
軽減するために必要な施術頻度は?
施術頻度に関しては、個人の状態や進行具合によって異なる場合がありますが、一般的な目安として以下のようなアプローチが考えられます。
①症状改善期(約3ヶ月): 最初の3ヶ月間は、週に2〜3回のペースで通院し、施術を受けることがおすすめです。
1回の施術効果が2〜3日持続するため、頻繁な施術が症状軽減に効果が期待できます。
②症状固定期(約3ヶ月): 症状が軽減されてきた段階では、施術の頻度を減らして症状の固定を図ります。
週に1回や10日に1回のペースで通院し、継続的なケアを行います。
③症状解消期(約3ヶ月): 症状が安定し、痛みや不快感が軽減されている段階では、施術頻度をさらに減らしていきます。
週に1回以上の通院から、10日に1回や2週間に1回など、個人の状態に合わせて調整します。
④予防&メンテナンス期: 症状が解消した後も、定期的なメンテナンス施術や予防のためのケアが重要です。
月に1回や2ヶ月に1回のペースで通院していただき、身体の健康を維持するための施術を受けることがおすすめです。
ただし、これは一般的な目安であり、個人の状態や進行具合によって異なる場合があります。
ご不安な点がありましたら、お気軽にご相談ください!