野球肩・野球肘
こんなお悩みはありませんか?

投球動作時に肩や肘に痛みや違和感を感じる
肩関節の可動域が制限されてしまう
肘の運動制限や伸展(まっすぐに伸ばせない)がある
肩の引っかかる感じやスムーズに動かない状態がある
肘や肩に腫れや炎症、熱感を感じる
野球肩・野球肘について知っておくべきこと

野球肩・野球肘で知っておくべきことは、症状が出てしまった場合は基本的に投げることを控え、休息や安静に努めることで回復力が大きく変わります。我慢して投げ続けると、将来的に手術が必要になったり、選手生命に関わる怪我につながる可能性があります。
しかし、学生野球の場合は休むことが難しく、練習や試合に取り組む選手も少なくないと思います。ですので、できるだけ痛める前に、練習前後には必ずケアを行う習慣を身に付けてほしいです。
自分で行うケアには限界がありますので、同時に筋力アップや体幹トレーニングなどを行い、肘や肩に負担をかけない体作りをしていくことも重要です。
症状の現れ方は?

野球肩・野球肘の症状の現れ方は人それぞれで、投球動作時に痛みや違和感が出る方、可動域の制限、腫れや炎症、熱感を感じる方などがあります。まずは、投げていていつもと違う感覚をできるだけ早く察知することが、症状の深刻さを軽減する要因になると考えられます。
初期の症状であれば、投球を休めば回復していきますが、中期の症状になると痛みが増え、可動域の制限が生じることがあります。重症になると、持続的な痛みや日常生活への影響が出る可能性があります。最終的には靭帯にも影響が及ぶことがあり、手術が必要になる場合もありますので、早めに施術やリハビリを行うことが大切です。
その他の原因は?

その他の原因として、野球肘や野球肩になりやすい人となりにくい人がいます。まず、なりにくい人は筋力が比較的多く、柔軟性がある方です。筋力があり、さらに柔軟性もある方は、肩や肘に頼らず身体全体を使って投げることができるため、負担のかかり方が異なります。
一方で、筋力や柔軟性が十分でない方は、肩や肘に頼らざるを得ない投球になりやすく、疲労が抜けないまま投げ続ける場面が増えてしまいます。そのため、まずは肩や肘に頼らない身体作りが大切です。
また、投球フォームの乱れや、寒い中でストレッチを行わずに投球することも、痛める原因になることが多いです。
野球肩・野球肘を放置するとどうなる?

野球肩・野球肘を放置すると、最悪の場合はプレーを続けられなくなることがあります。痛みや違和感を感じた場合は、早めに施術やケアに取り組むことをおすすめします。症状が進行すると、投球時だけでなく日常生活でも痛みを感じるようになることがあります。
野球選手の場合、トミージョン手術と呼ばれる、肘の内側にある靭帯の断裂に対応する手術が必要になることがあります。この手術では、回復までに約1年間ボールを投げられなかったり、肘にメスを入れることで球速が以前のレベルに戻らない場合もあり、選手生命に影響を与えることもあります。
そのため、症状を放置して投げ続けるよりも、しっかり休むことを優先してください。
当院の施術方法について

野球肩・野球肘に対する当院の施術方法は、まずカウンセリング・検査の段階で、野球肩・野球肘の進行度を動作とともに確認していきます。そこから、軽症か重症かを判断し、施術方法を決定していきます。
1. 手技療法
この症状に限らず、通院されている方全員に受けていただいています。基本的には、固まってしまった筋肉を指圧でほぐし、肩・肘の関節可動域を柔軟にすることを目的としています。
2. 電気療法・ストレッチ
患部に電気を流すことで、徐痛効果と細胞の活性化による回復力の向上が期待できます。ストレッチも有効です。痛みを我慢して無理に伸ばす必要はありませんが、痛みを確認しながら軽く伸ばすことで血流促進につながります。
軽減していく上でのポイント

野球肩・野球肘の症状を軽減していくには、痛みや違和感があるときは無理をしないことが大切です。十分に休養を取ることで症状は軽減していきますので、痛みを我慢するのではなく、しっかり休むことを意識してください。休むことも練習の一部と考えることが望ましいです。
休養を十分に取ることが難しい場合は、投球数を制限したり、連投を避けることも有効です。これは症状の再発防止にもつながるため、その人に合った対策が必要です。
また、正しい投球フォームを習得することも、症状を未然に防ぎ、肩や肘に負担をかけないフォーム作りにつながります。フォームに問題がある場合は、見直すことも大切です。
監修
新松戸クラシオン整骨院 院長
資格:柔道整復師
出身地:宮城県石巻市
趣味・特技:スポーツ観戦、運動







